割木をロクロ

木工的なロクロ加工が

今年の仕事に加わって来そうな気配です

今までも金工品のロクロ加工の際に

品物を固定する為に

会社では はもぎ と呼ばれる

木製の・・

旋盤で言うならチャックに相当する治具を

整形する作業で

ロクロ加工に近い事はするんですが・・

造形技術は要らなかったんです


でも木工的なロクロ加工となると

品物として成立する技術を身につけないと・・

と言うても仕事をしながら模索せねばって

感じです


って事ですんで

その木製チャック用に納品されながら

20年近く放置されていた樫の輪切り状の素材を・・・

素材といっても酷い環境で放置されていたので

ヒビだらけ

でそのヒビに沿ってかち割った割木を

ゴリゴリ卓上旋盤に挟んで丸棒に整形する

練習を昨日から初めてみました

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会社には大きな自動?旋盤もあるので

ゴツゴツの割木でも

それで加工してもらったら

あっという間に丸棒になるんです

が・・木を切削してる感触とか刃の切れ具合を

カラダに覚えさすには自力で割木から丸棒へ

と思ったしだいです


卓上旋盤もホビー用に近いもんなので

キツイ出っ張りにバイトを当てすぎると

(駆動ベルトが滑って)回転が止まるんで

安心ではあるんです

切削している感触を手に覚えさせながら

取り敢えず

まずは自主練習に励んでみます


まぁ言うても椀とか香合とかを作るのではなく

丸棒にアクセントをつけたり帯を入れるくらいが

目下の課題となるんだと思います


でもまぁ

紛いなりにも木工ロクロ的な作業を

仕事としてするからには

やっぱり惟喬親王さん所縁の神社さんに

お参りして来ましょう

史実とかはわかりませんが

木工ロクロの祖師で守護神とされています


割木をロクロ_b0045109_20300047.jpeg



by makiof | 2019-01-10 22:00 | 仕事のあいまに


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