華厳寺から両界山横蔵寺までのKOMAでの走行は走り切ってみるとそれなりに面白かったですが・・・帰りはバスで戻ります。 両界山横蔵寺は山間にひっそりと佇む気配がとても良い雰囲気をだしていました。紅葉の季節はおそらく大変賑わうのでしょうが・・・この季節は静かなものでした。集落の山側に奥まった所に2〜3の店舗・・観光シーズンにあわせて営業をしてるんでしょうか大きな店構えのお土産屋さん風の商店は休日にもかかわらず閉店していました。その斜め向かい両界山横蔵寺と彫られた大きな石柱にKOMAをあずけ数段の石段を上がると朱塗りの木の橋をわたり左手へ、石段の奥にこじんまりとしながらも鐘楼をかねた?二層の山門が出迎えてくれます。山門をくぐり数段の石段をあがると右手に三重の塔、正面に香炉舎とその奥に本堂がありました。本堂横手の坂を下り切ると観音堂。いずれの建物も幾年月の風雪に耐えた歴史を感じさせるものです。さらに進むと朱の橋を渡り舎利堂への石段の前にでます。石段を登ると鉄骨建ての寺院建物が二棟、手前は瑠璃殿で奥は舎利堂です。瑠璃殿は国指定重要文化財を納める宝物殿で舎利堂には妙心上人の即身成仏御姿を舎利仏(ミイラ仏)としてお祀りと公開されていました。横蔵寺自体は境内自由参拝ですが、この瑠璃殿と舎利堂は共通で拝観料¥200でした。 横蔵寺は天台宗のお寺で開山は延暦20年(801)年開祖は伝教大師、ご本尊さんは木造薬師如来坐像で鎌倉時代前期の作。もとは京都の北、深泥池のほとりに祀られていたそうです。ご本尊さんは秘仏で60年に一度の御開帳となっているそうです。またこのお寺の伝説では比叡山延暦寺のご本尊と一木分体と言われる薬師如来木像に相応しい聖地を探しに最澄自ら行脚していた所、この地の来たときに突然横になり動かなくなり、この地を気に入られたと思い聖地と決めたところ自ら起き上がったという。またパンフレットには比叡山延暦寺再建に際してこのお寺で祀られていたご本尊さんが、比叡山に移り根本中堂のご本尊となられたとあります。 横蔵寺の参拝をすませて時間を確かめると12時ちょっとすぎたところ、バスの時間までは45分の待ち。とりあえず昼ご飯をと思い駐車場の管理をされている方に、食事の出来るところを尋ねてみると・・。営業はしてないかもしれないけど、きっと作ってくれるとことで尋ねてみると快諾して頂いたので「しいたけ丼」を頂きました。地元のしいたけを卵でとじたもの。肉厚のしいたけがたっぷり入っていてとても美味しかったです。 ご飯を食べ終えてお店の外に出てみるといつのまにかバスが到着してました。とはいいても発車まで20分近くあったのですが・・・さっさとKOMAを畳んでバスの中で午睡させていただきました。 45分かけてKOMAで走ってきたところを、バスでは15分あっという間でした。谷汲山バス停まで戻ってきたところで、KOMAを走行状態に。まずはその昔、この地に走っていた名鉄谷汲線の駅舎と車両を保存している施設があるということなので見に行く事に。入場料は無料でした。綺麗な駅舎にかわいい電車が二両今にも走り出しそうなんですが・・・。線路は駅舎を出たところで途切れているようです。 旧谷汲駅を後に向かったのは、谷汲温泉元湯・満願の湯。日帰りの入浴施設です。めちゃ気持ちよかったです。特に露天風呂、青空に流れ往く雲をぼ〜っと眺めながらの入浴は最高です。お湯は無色透明でさらっとも、ぬるっともしてない感じ・・まったりとした感じのお湯でした。ゆったり30分以上お湯を楽しんでしまいました。一度預けておいた荷物を取りに観光資料館に寄ってから谷汲山バス停へ、ここからは樽見鉄道「谷汲口」駅までバス、谷汲口からは樽見鉄道のレールバス(ディーゼルカー)で大垣まで戻ってきて早めの4時ちょっとすぎたところでしたが投宿としました。 つづく 10/8~9西美濃を旅してきました<文章を中心に1> 10/8~9西美濃を旅してきました<文章を中心に3> 10/8~9西美濃を旅してきました<写真を中心に>
by makiof
| 2006-10-15 23:29
| 旅の徒然なるを
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excite blogにフリーページ機能が出来ましたので、プロフィールなどを置いて見ます。 *プロフィール *持病のこと (川崎病心臓血管後遺症) *今ひととき波間を漂いし・・* 東日本を襲った大震災のTV映像は津波が街や人々の暮らしを呑み込んでゆく様を流し続けていました。 そんな時ふと感じたこのブログ名・・この時期にこの名称は多方面において微妙かなとも思ったりした時もあったのですが・・ただ今までもこの名前で来たのだし続けさせて頂きたく思います。 でもちょっと言い訳がましいのですがブログ名の由来です。 ブログを開こうと思ったとき悩んだのは名前でした。そのころ脳裏をよぎったのが開高健氏の「漂えど沈まず」という言葉。 この言葉はフランス・パリ市の紋章に帆船の絵と共に刻まれている標語 ”FLVCTVAT NEC MERGITVR” ( Fluctuat nec mergitur) 揺ゆたえど沈まず タユタエドシズマズ パリの街がパリと呼ばれる前から語り継がれる古いラテン語の標語で、大海の波涛に翻弄されれる船のように長い歴史の中で幾度となく街の存亡の危機に瀕しながらも乗り越え、その中で語り継がれたのがFLVCTVAT NEC MERGITVRの言葉だったと聞きます。 「漂えど沈まず」は氏なりの言葉に代えたもので氏はある雑誌の読者投稿型コラムをまとめた本「風に訊け」の中で人生を渡ってゆくのその本質を鋭くついた言葉ではないかと紹介しておられました。 感銘を受けたその言葉を自分なりに言い換えて”今ひととき波間を漂いし・・”としてブログ名にさせてもらっています。 設定の都合により写真の一部が表示されていないものがあります。写真をクリックもしくはタップして頂くと全体が表示されます。 ”いまなみ”のもう一つのブログ"シルバークレイな日々by 銀捻堂”です。PMC純銀粘土で作成した作品の展示ブログとなっています。こちらも覗いてください。 ・twitter上に同一アカウント名の方がおられますが当方とは無関係です。 検索
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