石の宝殿へ
(10/15 なんやかや追記し終えました)

本日の体育の日の休日は
以前から気になっていた石の宝殿・生石(おうしこ)神社を
尋ねてきました

去年入手したまま
実用する事もなく置いていた
NANOOというイタリア生まれの台湾育ちとなる
三代目の折り畳み自転車で山陽本線宝殿駅へと向かいました

このお社の御神体こそJR山陽本線宝殿駅の由来となったもので
別名 浮石とも言われる不思議に満ちた御神体を
お祀りされるお社なのですが

その場に立って見ても
やっぱり不思議に満ちた御神体です

生石神社さんを参拝させていただくので
折角の機会ですので
高砂神社さんと相生の松そして
尾上神社さんの尾上の松を参拝・鑑賞させて頂き
鶴林寺さんの参拝を経て加古川駅ゴールとする
折り畳み自転車での輪行ポタリングとしました


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新快速で京都駅を10:45に出発して・・

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宝殿駅には途中加古川駅で普通電車に乗り換えて12:14の到着です

ここから生石神社までは歩きかタクシーという事で
折り畳み自転車を持参したんですが
駅前ふと見ると駅リンの看板が目に入ってしまいました

なんだ・・まさかのレンタサイクルがあったんですね〜
次来るときはレンタサイクル利用しよっと

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線路に沿って走る事すぐに
生石神社へと続く道の分岐があります
思った以上に細い道でしたが石の古い道標がありました

しばらく走ると信号があり
それを渡ると道幅は広くなります

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分岐から走る事30分くらい正面の山の中腹に生石神社が見えてきます
道は斜面に突き当たり道なりに
坂道を登って行くと・・

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鳥居と石段があります
道なりに坂道を登って行くと神社さんの駐車場へ
素直に到着するんですが

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なんかこの階段を登って見たくて
自転車担いで挑みました
めっちゃしんどかったぁ・・
登り切ると神門と見せ掛けて
道路が横切っていて時折
バイクに車が横切ってゆくので飛び出し注意です

自転車を置きたいので道なりに緩い坂を登ってゆくと
鳥居の前の道との合流で
そのすぐ先に
想像以上の大きな駐車場がありました
舞台になる様な建物もあったので
単なる駐車場と言うわけでは無さそうですが・・

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鳥居くぐった先の手水舎でお清めをして
参拝に向かいます

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手前の建物は社務所を兼ねたものでしょうか
真ん中を通り抜けると
また真ん中を通れる様にした拝殿があり
拝殿左側に大己貴命神そして
拝殿右側には少彦名命神がお祀りされていて
中央の通路の上部に石の御宝殿を
神事として拝する処が設えてあるように
見受けました

そして通路正面に石の壁の如く
御宝殿が見えています
つい気が早まって両側に坐す御祭神を素通りしてしまう
失態をしてしまいながらも
御神体の御宝殿へ参拝です

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こちらの拝所は一般参拝様なんでしょうか
こちらでてを合わせてお参りの後は左周りで
宝殿を廻らせ頂きました

ぱっと見結構細い通路にちょっとビビりつつ

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奥の方は広くなっていました
といっても片側は宝殿の突起があり
その反対側は切り立った崖なんですが

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まるで水面から浮き上がった様に見えていても
接地面はある様です当たり前ですが・・

それでも面積からするとわずかともいえる様で
地面とは切り離されているようです
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御宝殿を廻らせて貰ってからにはなりましたが
拝殿左側と右側の御祭神様にも
ちゃんと参拝しまして
お山の方へ

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岩盤に彫り込まれた石段を登ってゆきます

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すると御宝殿を横から俯瞰できます

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正面に見える採石場も
史跡となっていて古代より竜山石を採石していた名残で

近年になって掘り崩したものではない様です
なんでも古墳時代の石室石棺の多くは
この辺りから運ばれていったんだそうです
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竜山石はハイアロクラスタイトという石質なんだそうです
よくわかりませんが・・・
珍しい石質なんだそうです

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こちらの山上も気のせいか
実際そうなのかわかりませんが
如何にも人為的に切り出したんじゃないかなと
想像を掻き立てる箇所が其処此処にあって
興味が尽きません

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社務所に預けていた御朱印帳を受け取りながら
聞いた話ではこちらで採れる石は
鎮めの効力があり
御所とか要のところには使われているんだとか

そんな話しを聞いてお守りを見ていると
竜山石で作られたお守りがあり
ついつい購入してしまいました

浮つきそうな心の時とか気が治らない様な時とか
なんしか気を鎮めたい時とか
自分がいる場の気を鎮める効力とか
そんなお守りだそうです

今回は折り畳み自転車できていると言う事で
折角ですので高砂神社さんへも
お参りしてきました

翌日からお祭りという事で
慌ただしく準備をしてる氏子町内を走り抜け
屋台の準備もひと段落な神社は
人影もなくひっそりとしていました
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高砂神社さんへは生石神社さんより30分ほどの走行でした

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高砂神社の相生の松です
立派な松です

人気の無い境内をひとしきりうろうろして
社務所を捜すもいまいちわからなので
お祭りの警備本部なるところに
声をかけて教えてもらいましたが
思い切っり不審がってる空気感満載でした

地元からしたら祭りの前日に何しにきとんねん
ってとこなんでしょうが
祭りの当日は仕事が休みじゃないんでしゃぁないですやん

そしてもう一箇所

加古川をわたり尾上の松を見に行きます

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謡曲「高砂」で謳われる相生の松は
尾上の松です
と言う事で尾上神社さんへは
高砂神社さんから25分ほどで到着です

結婚式でなじみの♪高砂や〜は
謡いの中ではずっと後でして
高砂の物語は
九州阿蘇の神主さんが未だ見ぬ
都への憧れに駆られ旅に出て途中
名だたる名所の高砂の浦の尾上の松を
愛でるお話

なんて知ったかブリーフですが
以前お能「高砂」を鑑賞した時に購入した
内容を記した本がありまして

尾上の松?と思ってめくってゆくと
そうゆう事だったんだと帰ってから知ったんです
そもそも♪高砂や〜には
松のくだりはでてきませんしねぇ

高砂には二本の相生の松があるんだ
くらいの認識できてしまったんで
ちゃんと知った上で来ていたら見え方も変わったかなぁ

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夫婦共々相老いの時を迎えん
なんてね
独り身で見上げる松に
独り苦笑しつつ
御朱印を頂けたらと思い社務所へ向かうと
大きな番犬に吠えかかられ
それとなく「御朱印お願いしますー」と
声をかけるも反応なし

住吉の神さんも無情やなぁと
心折れつつ
帰るつもりで神門一度くぐって一礼すると
下の松が目に入りまして・・・
一度お礼して出たのにと思いつつ

こちらの松に歩み寄り写真をとっていると
バタバタと音を立てている建物に目を向けると
相生殿と書いてある
てっきり幼稚園かなんかと思って気に掛けていなかったのですが
ダメ元で声をかけてみると御朱印応じて頂けました
住吉の神さんおおきにです

尾上神社さんまで来ると
鶴林寺さんもそれほど遠くないのと
JR加古川駅へ向かう途中でもあるので
参拝させて頂きました
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天台宗のお寺さんで
聖徳太子をお祀りするお寺さんです

なんだか播磨国にいる事を忘れ
いにしえの空気を纏うお寺さんです
受付の方の話では
戦火の被害も受けず昔のままに今に伝わる寺院だそうです

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鶴林寺さん後にして加古川駅へ一走りして
18時ちょっと前発の快速電車でのんびり京都駅へと戻ってきました

by makiof | 2017-10-09 23:57 | 遠足気分・・ちょっと遠くへ


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